自分の成長にブレーキかける人が陥る3つの思考 何歳になっても成長し、自己実現の為に大切な事
「このままでいいんじゃないか」
「このままでもなんとかやっていけるんじゃないか」
という現状維持への固執が起こったときに、その固執を認め、客観的にとらえ直す。このアンラーンの姿勢が、この変化の時代に成長し続けるためには不可欠です。
ある他人に対して「あの人の言うことなら間違いない」と思ったり、「この人のアドバイスは聞くけど、あの人のアドバイスは聞かない」と選り好みをしたりしているとしたら、それもまた変化や成長を阻む思考パターンの一つです。
日本には、「できる人は何でもできる(何をやらせてもうまくできる)」し、「できない人は何にもできない(何をやらせてもうまくできない)」という思い込みのある方が少なからずいるように感じます。
人には誰でも得意・不得意がある
入れる学校が偏差値で半ば決まってしまうような環境で学生時代を過ごしたせいなのか、単純な上下関係や表面上のわかりやすい優劣の判断基準で物事をくくりがちなのです。
実際には、誰かの能力が他の誰かに比べて、すべてにおいて勝っているということはありえません。得意があり、不得意がある。向き不向きもある。好き嫌いもある。能力を構成している要素を分解していけば、「私はこれが得意だ」「苦手だ」ということが必ずあるはずです。
それなのに誰か特定の人を常に目印にして、それに従うべきだと考えているとすれば、それはまぎれもない「思考のクセ」です。特定の人に従うことで感じられる安心感も、クセが感じさせている幻想でしょう。
このときのアンラーンの合言葉はこうです。
「誰だって間違うことがある」
──だから、ときには疑ってみることがとても大切です。