ローソン、成城石井を買収した真意とは? 玉塚元一社長に独占インタビュー

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振り返ると玉塚氏自身、ファーストリテイリング社長時代は、柳井正会長の期待に応えきれず、失意の下にトップの座を降りた過去がある。

今中間期は償却変更なども寄与し、最高営業益を更新できた

──今度の社長業にプレッシャーを感じていませんか。

それはそうだが、プレッシャーという言葉はすごく受け身。そうでなく、なぜこういう状況なのか、どうしたらもっとよくできるか、ポジティブに考えていきたい。

柳井さんはすばらしい商売人。本当に心から尊敬する。何を学んだかといえば、原理原則だ。いかにお客様が大事か。その軸をぶらさず、つねに現状否定し、既存のものを壊しながら変化させる。原理原則をあれだけ近い距離でたたき込まれたのには感謝に感謝。いまだに年数回はあいさつに行くし、僕をすごく応援してくれている。

「週刊東洋経済」2014年10月18日号(14日発売)、「核心リポート01」に加筆して掲載

田野 真由佳 東洋経済 記者

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たの まゆか / Mayuka Tano

2009年に大学を卒業後、時事通信社を経て東洋経済新報社に入社。小売りや食品業界を担当し、現在は会社四季報編集部に所属。幼児を育てながら時短勤務中。

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