コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30

緊急事態宣言解除で外出機会の増加はどう影響?

5位の冷凍水産は、一昨年春の巣ごもり期間中に、需要が大きく伸びたカテゴリーの1つだが、お菓子作りの材料などとは異なり、外出が増えても需要が衰えていない。昨年10月頃まで2年前比で7~8割増が続き、直近でも2年前比6割増だ。

特にこのカテゴリーの伸びを支えているのはシーフードミックスだ。インテージが京浜、京阪神、東海地区の2人以上の家族の主家事担当の20~79歳までの女性を対象に実施している「キッチンダイアリー食卓日記調査」によれば、シーフードミックスを使ったメニュー第1位は焼きそば。以下、2位はお好み焼き、3位はカレーライス、4位はパエリヤ、5位はピラフ。

「SCI(全国消費者パネル調査)」によると、シーフードミックスを購入しているのは圧倒的に女性。年齢層は幅広いが、年齢層が上がれば上がるほど買っていて、一番買っているのは60歳代だ。巣ごもり中に使用頻度が上がり、そのまま定着したのだろう。

大人の需要が伸びた麦芽飲料

麦芽飲料もコロナ下で大きく伸び、そのまま定着している。

麦芽飲料といえばネスレのミロ。鉄分やビタミン、カルシウムなどがバランスよく含まれている栄養機能食品で、30カ国以上の国々で販売されている。

日本での発売は1973年と、発売からかれこれ50年近くになるロングセラー商品だが、一昨年の7月、ツイッターをきっかけにブームに火がつき、爆発的に売れるようになった。

いきなり売れ出したので、生産が追いつかなくなり、2度生産休止に追い込まれた。1度目は一昨年の9月末。11月中旬に販売を再開したが2週間で再び休止。昨年3月に再開して以降は休止することなく供給が続いている。

このため、休止や再開のタイミングで増減比率が極端なふれ方をしているのだが、ヒットを支えているのは実は大人。「昨年3月~8月の実績では、子どもがいない世帯の購入が2019年比で5倍になった」(ネスレ日本広報)という。

子どもの頃に飲んでいる世代が、懐かしさに加え、栄養価の高さを再認識したり、女性が鉄分補給を目的に購入したりしているらしい。昨年10月には甘さを抑えた「ネスレ ミロ オトナの甘さ」を投入している。

吉村洋文大阪府知事の発言をきっかけに、一昨年8月にいきなり前年比1000%を超えたうがい薬も、一時ほどではないが、コロナ感染が爆発的に拡大していた昨年8月頃までは、2019年比で200%を超えていた。

昔から手洗いとうがいはセット。もはやうがい薬がコロナに効くとは誰も思っていないだろうが、コロナの感染が深刻化すれば、うがい薬も売り上げが伸びるということなのだろう。

思い起こせば1年前の2020年の暮れは、全国の感染者数が3000人台から4000人台へと日に日に増えていった。1年前と今とではケタが違うといえば違うが、オミクロン株の市中感染拡大は不気味だ。

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