コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30 緊急事態宣言解除で外出機会の増加はどう影響?

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続いて前年比増加率ランキング上位の動きを見てみたい。

11月22日週1位は防水・撥水剤で、前年比159.3%だが、2年前と比較すると97.1%。このカテゴリーは台風や豪雨の影響を受けやすいという面はあるが、1年前はその前の年から4割減っていた。今回前年比で約6割の増加となったのは、その前の年の4割減の反動で、コロナ前の水準にわずかに届かないところまで回復したということだろう。

前年比増加率ランキング3位の使い捨てカイロも、前年比では143.4%と高水準だが、2年前比では87.8%。カイロこそ寒い日の外出時に使うものなので、1年前はその前の年からやはり4割減だった。こちらはまだコロナ前にほぼ戻ったとは言えない水準だ。ちなみに10月後半の2週間と11月後半の2週間でハネ上がっているのは、この週に寒波が到来して気温が急落したためだろう。

これに対し、前年比増加率ランキング2位の鎮暈剤(酔い止め)は、前年比では145.2%、2年前比でも119.4%という結果になった。

鎮暈剤は8月末時点では2年前比では45%という水準だったのに、9月下旬から上昇が始まり、10月4日週に2年前比で100%を超え、100%台が定着したのは11月1日以降。大人よりも子ども、男性より女性のほうが乗り物酔いしやすいという研究結果があるようで、インテージの調査によれば、「鎮暈剤は男女別では女性が、年代では30歳~49歳が主要購買層」だという。

つまりは小さな子どものために購入している母親や、もう少し年齢が上の層も含め、自分のために購入している女性が主要購買層ということになる。あくまで11月の傾向としてだが、これまで旅行に行けなかった分の反動が出ているのかもしれない。

若年層に訴求したしわとり剤のヒット商品

前年比増加率ランキング4位に入ったしわとり剤、そして5位に入った冷凍水産は上位に入った事情がまったく異なる。

4位のしわとり剤は、前年比だと124.2%だが、2年前比だと86.3%に落ちてしまう。防水・撥水剤や使い捨てカイロ同様、外出機会が大幅に減った昨年の減りが大きかったため、反動減で今年は高い伸びになっているかというと、話はそう単純ではないのだ。

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