期待の新人「5年経ったらタダの人」のワケ 成長スピードが遅い人の6つの特徴

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特徴6:インプットのみに命を懸けるインプットオタク

特徴5で書いたこととも関係しますが、能力開発、学びと言うと、本を読んだり、セミナーに行ったりと、情報をインプットすることだけに注力する人が多いように思います。これが、成長が加速しない人の陥りがちなワナです。

もちろん新しいことを考えるためにも、何をするためにも、ある一定の情報を収集し続けることは大切です。このとき、大切にしていただきたいことは、「ただ読む」「ただ見る」というのではなく、何らかのアウトプットを前提にするという姿勢です。たとえば、ブログを書いてみることや、誰かにプレゼンテーションを聞いてもらうことを前提とすると、普段より一段、背筋が伸びた状態になります。

他人に見られる可能性があれば、「なぜ?」「ホント?」と聞かれたときに答えなければならないという緊張感が生まれるからです。アウトプットを前提としたインプットをぜひ、実践してみていただきたいと思います。

時代の変化は加速度的に速まっています。今日までの自分では通用しない明日が来る可能性は大いにあります。その中で最も大切なことは、自ら全力で能力開発をし続け、進化し続けることです。

時代の変化を感じ、自分のことをしっかりと振り返りながら、「いったい、自分は何者で、自分は何が好きで、自分は何をするとわくわくして、今、この瞬間何をするべきで、自分は何をこの人生で成し得たいのか? どう生きていきたいのか? そして最終的に、この世の中にどんな価値を還元したいのか?」といったことを考え、自己成長を着実に遂げながら、ご自身のやりたいことを見つけていっていただきたいと思います。

(お知らせ)新刊『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』の刊行を記念し、下記のとおりセミナーを開催いたします。
セミナー名:「成長スピードを加速させるスキルとトレーニング方法」
日時:11/18(火)19:30~
場所:グロービス経営大学院名古屋校
詳細は、こちらをご覧ください。
田久保 善彦 グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

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田久保 善彦 / Takubo Yoshihiko

慶應義塾大学理工学部卒業、学士(工学)、修士(工学)、博士(学術)。スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所を経て、現在グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長。経済同友会幹事、上場企業およびベンチャー企業外取締役等も務める。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)、共著に『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』(東洋経済新報社)等、多数。

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