オムニチャネルで先行する企業としては、セブン&アイ・ホールディングスやイオンなどが挙げられる。中でもセブン&アイはグループの未来はオムニチャネルの成功いかんにかかっているとして、グループ内の各業態の融合を進め、実店舗を核にしたオムニチャネル実現へ動き出した。
各社間での送客パターンも出てきており、オムニを中軸にした、いわば“一大グループ再編”が行われようとしている。イオンも、ネットでの注文商品の店舗での受け取り、店舗内での専用タブレットの活用拡大など、「コト、モノ、ネット」が融合したオムニ戦略の強化に動いている。
リアル陣営からの反撃も
また、リアル陣営からの反攻も出てきた。丸善&ジュンク堂ネットストアは、ネット通販での注文とリアル店舗での取り置きの双方を、うまく手間なく可能にした。
アマゾンなどネット通販専業では、注文から手もとに届くまでに少なくとも1日はかかるが、ネットで注文した書籍を近くの店舗で受け取ることができれば、1時間以内に手に入るわけだ。
旅行大手のJTBやHISなどもチャネル統合戦略を強化している。JTBはクロスチャネル戦略と名付け、Web、コールセンター、店舗での相談と予約を連動し始めた。
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