やはり、人生は「正負の法則」でできている

田原俊彦出演「爆報!THE フライデー」が描く真理

「何かを得れば何かを失う。この地球には『正負の法則』がある」。美輪明宏さんがテレビでよくおっしゃっている言葉です。その言葉の意味がよくわかるのが「爆報!THE フライデー」(TBS系)。爆笑問題と田原俊彦さんが司会を務める番組です。

かつて一世を風靡した著名人の今を探る企画は、昔からの定番。こういう取材を受けてくれる人は限られているので、特番で放送されることが多いですが、これをレギュラー番組にしたのが「爆報!THEフライデー」(TBS系)。もともと芸能人の実家や家族を紹介する番組でしたが、「あの人は今」が好評だったのでしょう。現在は、「一時期大活躍した有名人たちの波瀾万丈人生」に内容を変えています。

画像を拡大
「爆報!THE フライデー」はなぜ受けるのか?(TBSのHPより)

往年のアイドル田原俊彦さん(53)が「あの人は今」の司会を務める。しかも、様々な事情で表舞台から姿を消して久しかったのに、この番組で復活。それだけでもかなり面白いのですが、大スターだけではなく、脇役にまでスポットを当てて密着しているのが新鮮で、ほぼ毎回10%を超える視聴率を獲得しています。

「死にきれん!」と叫ぶ、闘病中の大豊

この番組は50代以上の視聴者にターゲットを絞っているのか、40代の筆者にはなじみのない人も多く出てきます。しかも、主役ではなく「あの番組のこの役で出ていた人」というケースもあるので、筆者だけではなく、誰も覚えていないのでは?という人も、たまに紹介されます。それでも何となく見てしまうのはなぜなのでしょうか。やはり輝いていたときの映像がキッチリ残っていて、人生の光と影を映像で見ることができるからだと思います。

番組では、毎回、病気、借金、事故など、ドラマチックな人生を歩んできた人が取り上げられます。もちろん、知っている人であれば「どんな顔になったのかな」という容姿に対する好奇心はありますが、それ以上に興味があるのは、その波瀾万丈な人生。一般人のわれわれには想像を絶するような経験をされています。

9月19日の放送では、元中日ドラゴンズの大豊泰昭さん(50)を取り上げていました。大豊さんはもともと台湾出身。「第二の王貞治」として期待され、中日入団後の1994年には本塁打王(本塁打38本)にもなりました。中日の主砲としてホームランを量産していた頃の大豊さんを覚えている人はたくさんいるでしょう。ところが、「爆報THEフライデー」では、引退後、仕事でもプライベートでもさまざまな苦難に見舞われた大豊さんの姿が紹介されました。

次ページ「負」だらけに見える大豊さんの「正」
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT