40歳からの腸内改造 松生恒夫著
大腸がんで亡くなる人が増えている。日本人のがん死の中で、大腸がんの死亡率は女性が1位、男性は3位。そして40歳を過ぎたころから、がんの発生率が高くなる。
消化器内科医である著者は、その背景の一つに戦後日本に広がった欧米型の食生活を挙げる。肉類や乳製品を多く食べ、食物繊維を摂らなくなったこと、そして植物性乳酸菌をほとんど摂らなくなり、逆に動物性乳酸菌を摂りすぎることが、腸内環境に変化をもたらしたと考察する。
さまざまな腸疾患の事例とその治療法を解説。さらには、腸の病気にかからないために著者が編み出した食生活の改善方法「腸内リセット・プログラム」による食餌療法などを紹介している。
ちくま新書 714円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事