TikTokでウケない人とウケる人を分ける決定的差 テーマと内容を絞り属人性を高めねば広がらない

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投稿者が誰なのかも知らず、パッと見て何が専門のアカウントなのかもわからず、他の人からもさほどフォローされていない(=動画を見続けたらおもしろくなるタイプのアカウントでもない)ようだ。これ、要は単に路上ですれ違っただけの人と一緒になるのです。

目的もなく、ただ路上ですれ違っただけの人のところに立ち止まる人はいません。少なくともある程度の人気が出るまでは、「その人がなぜそこにいるのか」が一目でわかる状態であることが大切です。

モノを売っているのか、猫を散歩させているのか、何かのパフォーマンスを見せたいのか。何をしたい人なのかがわかれば、立ち止まってくれる人もいるでしょう。

これが、たとえば人気YouTuberのように、その人自体が認知されている場合は別です。「この人なら何をしても見たい」と思われるような存在であれば、その人自身を目当てに人が来るので、お客さんは立ち止まってくれるのです。「その人が次に何をするのか」が興味を引くからです。

しかし、そんな背景もなく、普通に最近TikTokを始めた人が、何がしたいかハッキリしない存在として動画を投稿したとしても、注目されることは稀でしょう。

1つに絞り切れないなら最大5つほどに

まずはその人自身や、その人のアカウントを知らない人に、自分がどのような存在なのか、テーマを絞って伝えていくイメージで投稿内容を1つに決めるのがいいのです。

そうはいっても、「最初から投稿のテーマを1つに絞れない」という人もいるかもしれません。あるいは1つに決めて動画を投稿してみたものの、反応がもらえない場合もあります。

投稿のテーマを一つに決められない場合は、最大でも5つほどのテーマを決め、その中で当たったもの、伸びそうなものを伸ばしていく、という作戦があります。さらに、5つの投稿テーマを決める場合、なるべく関連があり、統一感があるものがベストです。

たとえば「社長系TikToker」を目指すなら、投稿できそうなテーマはこんな感じでしょうか。

•ビジネスについて

•お金持ちエピソード

•社長の苦労話

•学生に伝えたいこと

•扱っている商材について

どれも「社長」に関連したキーワードで、かつ世間が「社長」に抱くイメージを意識したテーマとなっています。5つの内容に沿った投稿をしていき、評判が良かったものを深めるのがいいでしょう。

次ページ最終的に目指すのはどんなテーマでも受け入れてもらうこと
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