帰省時の「気まずい時間」一変するスゴイ会話術 微妙な距離の相手との会話を無難に切り抜ける
「オウム返し」で話を引き出す
「話を聞いている」というメッセージを伝えて、相手に気持ちよく話してもらうための手法として、オウム返しは効果的です。
- 「最近、甲州ワインが体にいいらしいのよ~」
- 「甲州ワインですか」
- 「ポリフェノールが通常の2倍入ってて、血圧まで下がるんですって」
- 「ポリフェノール2倍? 血圧も下がるんですか~!」
- 「そうよ、血圧って気になるじゃない?」
- 「気になります~」
このように相手の言葉をそのまま繰り返すだけで、相手としては、
- ・この話に関心がある(飽きていない)んだな
- ・否定されない(相手も同じことを思っている)から話しやすい
という印象を持つことになります。結果、本音を引き出せるシチュエーションも増えます。
さらには、話のポイントを口頭で確認できるので、誤解や行き違いが起きにくいという効果も見逃せません。
相手のセリフが長い場合や、どこを繰り返せばいいかわからない場合は、短いワードをそのまま口にするだけでも同様の効果が得られます。
ちなみに、南ブルターニュ大学のゲゲンの実験(2009年)によれば、会話において、「ええそうですね」のような普通の応答だけでなく、「〇〇なんですね」と相手の言ったことを繰り返して応答することで、相手から魅力的に思われることがわかりました。
「教えてもらう」スタンスで雑談する
親しくない上司、久しぶりに会った義母、顔と名前ぐらいしかわからない親戚の子どもなど、距離が微妙に遠い人と雑談をする際には、「教えてもらう」スタンスが効果的です。
- ・上司のネクタイをほめて「どこのブランドなんですか?」と質問する
- ・義母から芸能ゴシップを引き出し「全然くわしくないんですよ、教えてもらえます?」と話を振る
- ・子どもが描いてる絵を見て「何を描いているの?」とアニメの知識を教わる
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