帰省時の「気まずい時間」一変するスゴイ会話術 微妙な距離の相手との会話を無難に切り抜ける

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どのように会話すればいいのでしょうか(写真:NORi/PIXTA)
この年末年始は、延び延びになっていた帰省をついに果たそうという人も多いはず。ですがそれは、「話の合わない義両親との気まずい時間」や「苦手な親戚から心ないひと言を浴びせられる可能性」も復活するということ。心理カウンセラーの五百田達成氏の『超話し方図鑑 思いどおりに人を動かす! 誰からも好かれる! 』より、微妙な距離の相手との会話を無難に事故なく切り抜けるためのコツを、興味深い実験結果や法則と共に紹介します。

「オウム返し」で話を引き出す

「話を聞いている」というメッセージを伝えて、相手に気持ちよく話してもらうための手法として、オウム返しは効果的です。

  • 「最近、甲州ワインが体にいいらしいのよ~」
  • 「甲州ワインですか」
  • 「ポリフェノールが通常の2倍入ってて、血圧まで下がるんですって」
  • 「ポリフェノール2倍? 血圧も下がるんですか~!」
  • 「そうよ、血圧って気になるじゃない?」
  • 「気になります~」

このように相手の言葉をそのまま繰り返すだけで、相手としては、

  • ・この話に関心がある(飽きていない)んだな
  • ・否定されない(相手も同じことを思っている)から話しやすい

という印象を持つことになります。結果、本音を引き出せるシチュエーションも増えます。

さらには、話のポイントを口頭で確認できるので、誤解や行き違いが起きにくいという効果も見逃せません。

相手のセリフが長い場合や、どこを繰り返せばいいかわからない場合は、短いワードをそのまま口にするだけでも同様の効果が得られます。

ちなみに、南ブルターニュ大学のゲゲンの実験(2009年)によれば、会話において、「ええそうですね」のような普通の応答だけでなく、「〇〇なんですね」と相手の言ったことを繰り返して応答することで、相手から魅力的に思われることがわかりました。

「教えてもらう」スタンスで雑談する

親しくない上司、久しぶりに会った義母、顔と名前ぐらいしかわからない親戚の子どもなど、距離が微妙に遠い人と雑談をする際には、「教えてもらう」スタンスが効果的です。

  • ・上司のネクタイをほめて「どこのブランドなんですか?」と質問する
  • ・義母から芸能ゴシップを引き出し「全然くわしくないんですよ、教えてもらえます?」と話を振る
  • ・子どもが描いてる絵を見て「何を描いているの?」とアニメの知識を教わる
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