帰省時の「気まずい時間」一変するスゴイ会話術 微妙な距離の相手との会話を無難に切り抜ける
- ×「何か、ご趣味とかあるんですか?」「えっと…… (趣味って言われても)」
- ○「先週末とか何されてたんですか?」「ああ、先週はトレッキングに行ってたかな」
- ×「会社、景気、どうですか?」「うーん、ぼちぼちだね(としか言えない)」
- ○「今って、どの分野が調子いいんですか?」「○○が伸びててさ〜。それでね……」
- ×「普段、旅行とか行かれます?」「いや、行かないこともないよ……(難しい)」
- ○「来年、ご旅行の予定とかあるんですか?」「うん、沖縄にでも行ってみようかと思ってるよ」
「趣味」「景気」「旅行」というあいまいなトピックが、「先週末(過去)」「今 (現在)」「来年(未来)」という視点のおかげで明確に具体化されました。
相手としても答えやすいので話が広がり、結果としてより緊密な関係が構築されます。
ちなみに、ハーバード大学のギルバートの研究(2014年)によれば、人は「現在」を重視しすぎる傾向にあります。「過去の自分と比べて今の自分は変わった」と考えるくせに、未来の自分は今と変わらないというバイアス(歴史の終わり幻想)に囚われています。彼は「人間は自分を完成品と誤解している制作中の未完成品」と指摘しています。
焦らずじっくりと、無難に距離をはかる
義両親や遠い親戚、強面の上司など、なんとなく距離を感じてしまう人とは、無理に「仲良くなる」必要はありません。
大事なのは、その場をなんとかやりすごすこと。無難に切り抜けること。会話の機会を重ねるうちに、次第にほんとうに打ち解けて仲良くなってしまうなんてことも、少なくありません。
そのように「最初はそうでもなかったのに、接触する機会が増えるうちに、次第に好印象を持つようになる」現象のことを「単純接触効果」と言います。
どうせ長いつきあいになる相手であればなおさら。焦らずじっくりと、無難に距離をはかっていきましょう。
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