年1000人超の子どもが行方不明!日本の驚く現実 「ミッシングチルドレン」親たちの苦悩

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《美咲を連れ去った事やこの2年間に少しでも後悔や罪の意識があるのであれば、美咲を返して下さい。

人のたくさんいる安全な場所に連れて行って、美咲を解放して下さい》

《私はあなたを信じています。

人を傷つけたりしない優しい子である美咲のそばで、美咲とともに2年間過ごしてきたあなたを信じます》

美咲ちゃんが誰かに連れ去られた可能性については、とも子さんがこれまで山梨へ通い、現地を歩き、美咲ちゃんの目線に立った行動を踏まえた末にたどり着いたひとつの結論だった。発生直後にも同じ推測は頭に浮かんでいたが、「事件か事故かわからない」という理由で警察から口止めされていたため、公言はしなかった。

しかし発生から1年がたち、2年がたっても美咲ちゃんは現れず、報道の減少とともに世間の関心が薄まっているのも感じたため、公開を決めた。とも子さんが語る。

「今年3月ごろに文章を考え始めました。悩みながら時間をかけて書き、美咲を取り戻したい一心で公開しました」

そのホームページには、「似たような子を見かけた」という情報が毎月、数件〜10件程度寄せられる。そのたびに一喜一憂するというとも子さんは、どんな情報でもためらわずに伝えてほしいと呼びかけ、現在の心境をこう吐露する。

「美咲が私たちの目の前からいなくなって2年がたち、世の中では風化しているかもしれない。でも家族が忘れることはありません。美咲は私たちにとって絶対に必要な存在なので、戻ってくるまではあきらめない」

投げかけられる心ない言葉

情報や励ましのコメントが寄せられる一方で、発生以来続く誹謗中傷もいまだになくならない。前述の文章公開をインスタグラムでも告知したところ、同じアカウントからこんなコメントが立て続けに入った。

とも子さんのSNSに届いた中傷。とも子さんはそれらの対応にも追われている(写真:週刊女性PRIME)

《家を売ってでも美咲ちゃん取り戻したいのですよね? なら家を売って懸賞金にすればいいのでは?》

《何故お母さんが批判されたり誹謗中傷されたりするのをご自身で考えてみて下さい》(原文ママ)

こうした嫌がらせや中傷に対し、とも子さんは法廷で今も闘っている。

自身のブログで1年以上にわたって小倉さん一家の中傷を続けた、無職の野上幸雄被告(70)=静岡県熱海市=が名誉毀損の罪に問われている裁判は、大詰めを迎えている。11月25日には千葉地裁で論告求刑公判が開かれ、検察は懲役1年6カ月を求刑し、結審した。一方の弁護側は無罪を主張。

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