ネコに「ドッグフード」与え続けてはいけない理由 言われてみると気になる身の回りの雑学を紹介

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ゾウとライオン、1対1で対決したらどっちが強いの?

動物園のアフリカゾウはおとなしい。餌を黙々と食べているだけで咆えもしないし、暴れることもない。アフリカのサバンナにいるときは、家族が集まって群れ単位で生活しているが、ゆっくり移動するだけで静かな一団である。しかし、群れの子ゾウを狙ってハイエナやライオンが襲ってきたら戦う。では、ライオンとゾウ、1対1ならどちらが強いだろうか。ゾウが戦いで使う武器は鼻ではなく、強力なキック力を秘めた足だ。その巨大な足で蹴っ飛ばすと、ライオンといえども骨折するか、踏みつぶされてしまう。

カンガルーの袋、中の掃除をするのは母?子?

『1分で子どもにウケる すごい雑学』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

カンガルーの子どもは、生まれたときは人間の小指の先くらいの大きさだ。毛も生えていない。それがどうやって袋の中に入るかというと、母親がなめてつくった道筋を、腹部の毛をかき分けかき分けして這い登るのである。母親がくわえて入れてやるのではない。袋の中に入ればそこは天国、中にある母親の乳首から乳を好きなだけ飲むことができる。

といっても、飲んだら排泄する。子は袋の外に出ないから、そのままだと袋の中はどんどん汚れる。そのとき、自分で掃除をするのか、それとも母親がきれいにするのか。答えは母親。母親が袋に頭を突っ込んできれいにするのである。

いつ襲われるかわからない草食動物は、いつ眠っているの?

弱肉強食のサバンナでは、草食動物はいつ襲われるかわからない。警戒を怠ることはできない。当然、ぐっすり眠ることなどできないだろう。しかし、それで疲れないのか。

キリンの場合を見てみよう。実は、キリンの体は20分眠れば疲労回復ができるようになっている。しかも、深く眠るのはそのうち2分だけ。目覚めると即座に全力で走ることができるのである。

坪内 忠太 著述家

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つぼうち ちゅうた / Chuta Tubouchi

1946年岡山県生まれ。慶應義塾大学卒。著述家。書籍編集のかたわら、「雑学」を収集。その知識を駆使して、累計65万部超のベストセラー『時間を忘れるほど面白い雑学の本』(竹内均・編/三笠書房≪知的生きかた文庫≫)シリーズの執筆にも協力。著書に、『アタマが1分でやわらかくなる すごい雑学』『日本語おもしろ雑学』(以上、三笠書房≪知的生きかた文庫≫)、『日本語雑学で「脳の体操」』『生きものの謎クイズ』(以上、新講社)の他、多数ある。

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