Apple Watchはどこまで使える? ウェアラブルの標準にはなりそう

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Apple Watchを使うためにiPhone 5以降が必須であることは、この数字を見る限り売り上げへの影響はなさそうだ。しかし、一方でまだ市場に受け入れられているとは言いがたいスマートウォッチ市場を爆発させる起爆剤になるのだろうか。

現在、ソニー、サムスン電子、LGエレクトロニクスなどがグーグルのAndroid Wearというスマートウォッチ向け基本ソフトを採用した製品を開発・発売しているが、本誌読者の興味は、Apple Watchが市場に与えるインパクトだろう。

Apple Watchはこれまでスマートウォッチが抱えていた問題を洗練された手法で解決しており、今後この分野のリファレンスとなりうる製品だ。しかし、一方で乗り越えるべき(腕時計デバイスの)普遍的なテーマもあり、そこはまだ乗り越えられていないように見える。

スマートウォッチの基準に

過去にスティーブ・ジョブズ氏がFlint Center(フリントセンター)で発表してきた、アップルとテクノロジ業界を変えた製品に肩を並べるかどうかはわからないが、”スマートウォッチ”という商品カテゴリとはこういうものなのだと定義付けする製品にはなるだろう。iPhone以前にも”スマートフォン”という呼ばれる製品はあったが、今では忘れ去られているように、Apple Watchはこれからのスマートウォッチの基準になるだろう。

まずは、Apple Watchがスマートウォッチに変革をもたらすと思う点を二つ挙げたい。これらはいずれも、このカテゴリ、市場を立ち上げるために不可欠なものだ。

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