年金は本当にもらえるのか? 鈴木亘著
とかく複雑で難しいイメージがある年金。わかりにくいだけではなく、未納、未加入、給付カットと将来の不安は尽きない。それでも、厚生労働省は「年金は破綻しない」と強弁する。では、本当に年金は安心できるものなのか、研究者が誤解を解く。
よくある誤解に「子どもが増えれば、年金財政の問題は解決」「パートやアルバイトの人を年金に加入させると、年金財政はよくなる」「将来世代でも年金は2・3倍の得」といったものがあるが、その間違いを明快に指摘。
「賦課方式が諸悪の根源」として、積立方式への移行を促す。それも莫大な債務超過の処理は十分に時間をかけて行えば可能、その移行の果実は確実に存在すると説く。
ちくま新書 819円
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