6年間で5000個食べた男が語るシュウマイの魅力

老舗から冷凍食品まで実はこんなに多彩だった

冷めてもおいしいハマのソウルフード、崎陽軒のシウマイ。グリンピースを載せるのではなく餡に練り込むスタイル(写真:元田喜伸/産業編集センター)
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中国料理の定番料理のひとつ、シュウマイ(焼売)。さすがに「食べたことがない」という人はいないはずだが、そのルーツや歴史を知っている人は皆無に等しいのではないだろうか。また、同じ「包みもの」系の餃子と比べると、どうしても地味なイメージを抱く向きもあるかもしれない。

2021年12月に出版された『シュウマイの本』(産業編集センター)は、おそらく日本の歴史上初めて1冊まるごとシュウマイをテーマにした新刊。その発祥や歴史はもとより、全国各地のご当地シュウマイや最新事情まで触れた画期的な内容だ。

町中華でシュウマイを扱う店がない!

著者のシュウマイ潤さんは、崎陽軒のお膝元ともいえる神奈川県生まれ。小さい頃からシュウマイは日常的に食べていたものの、あるときふと東京の町中華でシュウマイを扱う店が極端に少ないことに気づいたという。

『シュウマイの本』著者のシュウマイ潤さん(写真:元田喜伸/産業編集センター)

「みんな好きな食べ物なんだけど、専門店がほとんどないし、専門家もおらず、関連の本も出ていない状況でした。そこで2015年から全国各地を食べ歩きながらSNSに記録することにしたんです」

食べたシュウマイの数は、この6年間で約1000種類、約5000個にものぼる。そんな地道な活動の甲斐あってか、2018年にはシュウマイの伝道師として「マツコの知らない世界」(TBS系)に出演を果たし、2020年に日本シュウマイ協会を設立。そんな彼に注目した出版社が声をかけ、書籍化にこぎつけた。

本書では、シュウマイの歴史を7つの世代に分け、それぞれに知られざる事実や発見が盛り込まれている。知ってはいるけど、謎に包まれた存在。そんなシュウマイの魅力はどこにあるのだろうか。

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