上位校の学生ほど就活に積極的--偏差値ランキング別の就活状況と学生意識
入試難易度の違いによって、就職活動の仕方や就業意識に大きな違いがあることがわかった。難易度の高い大学の学生のほうが、積極的に就活に取り組み、目標も高い。
採用コンサルティングのレジェンダコーポレーションは、全国の主要な大学を入学偏差値で難易度の高い順にA、B、Cとランク分けし、それぞれの特徴を調査した。
Aランクの大学に通う学生はB・Cランク学生に比べて「より積極的に就活に取り組み」「海外勤務意欲が高く」「年収目標が高い」ことなどがわかった。
■Aランク学生は就職活動量が多い
Aランク学生はB・Cランク学生よりも早く就職活動を開始している。エントリー数はB・Cランク学生より少ないが、面接・説明会参加数が多く、OB・OG訪問も活発に行っている。
その結果、内々定数が多いだけでなく、内々定先にも満足しており、5月時点でAランク学生の6割以上が就活を終了している。Cランク学生の就活終了率が2割に満たないのとは、あまりにも対照的だ。
B・Cランク学生のエントリー数が多いのは、就職事情が厳しいことから、「数撃てば当たる」的な発想でエントリーした結果と思われる。