ジャルジャルが考える「夫婦と家族」のいい関係 コントシネマ公開を控えた2人に話しを聞いた
――最近は自動のものも増えたから、そこに慣れてしまったのかも…。
後藤:(さえぎって)いや、僕が知る限り全部手動です!自分では“閉め忘れるはずがない”と思っているんですが、閉め忘れているんですよ。
福徳:去年の12月に、1回ほんまに後藤が閉め忘れて“ジャーッ”て出てる水見たよ。ちょろちょろ出てるのはめっちゃ多い!
――握力が弱めなんですかね?
後藤:かもしれない…。
福徳:閉めたって思う判断が早いんじゃない? 僕はそこにあまり気にならないけど、後藤の奥さんならイヤかもね。
後藤:はい。イヤと思います(笑)。出かけた後に、消し忘れている写真などが送られてくるんですよ。
――傍から聞いていると微笑ましいエピソードなんですけどね(笑)。
後藤:水はちょろちょろでも、積もれば修羅場になりますね。熟年離婚されないように気を付けます(笑)。
コントを映画にしようと思ったきっかけは?
「彼らの未来が幸せであったら嬉しい」(福徳)
――では、見守り続けたいと思います(笑)。さて、コントシネマ『サンチョー』が公開となりますが、コントを映画にしようと思ったきっかけを教えてください。
後藤:コロナ禍となり、単独ライブが開催できなかったんです。そこで用意していたネタを映画にしたんです。これがすごく楽しかったので、毎回単独ライブがあるたびに映像を作れたらいいなと思っています。
――たくさんのキャラクターを、ほぼおふたりだけで演じていますが、お気に入りのキャラクターを教えてください。
後藤:僕は男女コンビの漫才師“チェリーベリー”が好きですね。このふたりが揉めている姿は、すごくリアルな“あるある”だと思うんです。“こういうコンビ、いるだろうな”と思いながら演じました。
福徳:あの女性は、めちゃくちゃ面倒くさくていいですよね。男もめちゃ勘が悪いし(笑)。
――年齢を重ねていくことで、コントで生み出すキャラクターはどう変化してきましたか?
後藤:僕らは芸人なので、まわりに芸人さんもたくさんいるんです。そんな彼らを見ている期間が長くなればなるほど、芸人の面白さがわかってくるんですよ。
それもあって、芸人ネタは、昔よりも味わい深くなっているかもしれないですね。なにより、人を笑かそうと思い、他人同士が組んで、勝手にコンビ名をつけてネタをやっている行動自体がおもしろいですから。