キャンプ好きは要注意「山で遭う危険生物」対処法 死に至るリスクも!クマ、イノシシ、ハチの恐怖
国内の危険生物というと、まずクマやマムシを思いつく人が多いのではないのでしょうか? しかし、一番死者数を多く出しているのは、ハチです。
オオスズメバチやキイロスズメバチ、アシナガバチに襲われて、毎年10人以上、多い年には50人以上が死亡しています。これは、日本国内で起きたクマや毒ヘビなどを含めた生き物による死亡事故の原因で、最も多い件数となっています。おもに山や農地での作業中に襲われ、集団に何度も刺されたことによるアナフィラキシーショックで命を落としています。
刺された際に頭痛や蕁麻疹、吐き気のほか、息ができなくなったり、気を失ったりすることがあり、これは毒の中にアレルギー反応を起こす物質があるためで、このような急激なアレルギー反応による危険な状態をアナフィラキシーショックといいます。
アナフィラキシーショックは、ハチのほかにも、アリや毒ヘビなど、有毒生物に噛まれたときにも起こる可能性があります。
攻撃してきた場合は全速力で逃げる
スズメバチは速く動くものに反応するため、ふり払ったり、慌てたりせず、静かにその場から離れましょう。
ただし、攻撃をしてきた場合は、全速力でその場から逃げましょう。黒いところを攻撃する習性があるので、逃げるときは頭や目を隠しましょう。
ハチに刺されてしまったときは、まず流水でよく洗い、指でつまんだり、ポイズンリムーバー(生物に刺されたりかまれたりした部分に当てて、毒液などを吸い出すための道具)を使ったりして毒を絞り出します。
その後、抗ヒスタミン剤の入ったステロイド軟膏を塗って、氷などでよく冷やします。発熱、頭痛、呼吸困難などのアレルギー反応が出たら、すぐに病院へ行きましょう。またミツバチの場合は、毒腺がついたままの針が残るので、ピンセットなどで取り除いてください。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら