キャンプ好きは要注意「山で遭う危険生物」対処法 死に至るリスクも!クマ、イノシシ、ハチの恐怖
走って逃げると全速力で追ってくることがあるので、大変危険です。逃げ切れそうもない場合は、倒木や石の上に立ち、自分を大きく見せながら、大きな声を上げて威嚇しましょう。何人かいるならみんなで集まるとより効果的です。
また木を昇り降りしたときに残したつめ跡や、足跡、ニホンツキノワグマが木に登って木の実などを食べたあとに残る「クマだな」など、クマが残したしるしがある場合、クマが近くにいるかもしれないため、危険です。注意を払いながら、離れるようにしましょう。
興奮するとなりふり構わず突進してくるイノシシ
イノシシも日本の山地で遭遇することの多い動物で、興奮するとなりふり構わず突進してくることがあり、大変危険です。罠にかかったイノシシを捕まえようとした人が反撃されたり、狩りの途中に襲われたりするなど、国内で毎年50件ほど事件が起きています。
イノシシは上下の犬歯がするどいきばになっていて、危険を感じるとすくい上げるように頭をふったり、突進したりして、きばを突き刺してきます。きばで刺されるほか、かまれたりして、失血死する場合もあります。近年、畑の作物や町のごみを目当てに人里に下りてくることが増え、とくに兵庫県や香川県などでたびたび問題となっています。
イノシシに出会ってしまったら、静かに後ずさりしながら、イノシシから見えない位置まで離れましょう。石を投げるなどして刺激すると、襲いかかってくる可能性が高いため、逆効果です。
またイノシシの逃げ道をふさぐのも危険なため、登って来られない木の上などに避難するのもよいでしょう。
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