約5000万円の豪華絢爛キャンピングカー売れる謎 全長9.9mと規格外のサイズでも購入者は絶えず

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ティフィン(TIFFIN)社製「アレグロブリーズ31BR」の2021model。全長は9.9mで価格は約5000万円となる(筆者撮影)
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アウトドアのレジャーが盛んな欧米では、キャンピングカーのことを「モーターホーム」と呼ぶ。お察しのとおり、意味は「移動する家」だ。とくにアメリカの高速道路やキャンプ場では、全長が10mを超える巨大なキャンピングカーの姿を至るところで見かける。いずれも豪華なリビングやゆったりした寝室、清潔感あふれるキッチンやバスルームなどを備え、まさに高級住宅さながらの室内を持つモデルばかりだ。

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道路が広く、駐車場のスペースに困ることの少ないアメリカならではの文化だが、じつは日本でも少数ながら、そういった巨大なキャンピングカーが輸入販売されている。その一例がアウトドア系イベント「アソモビ2021 in Saitama」(2021年10月16日~17日・さいたまスーパーアリーナ)で発見した、ティフィン(TIFFIN)社製の「アレグロブリーズ31BR」だ。

外観はまるで観光バス。全長は9.9mで、新車価格が約5000万円というこのモデルは、熊本市の専門業者「ワッツ(WOT'S)」が年に4~6台程度を輸入し、国内販売を行っている。かなりレアで高価なキャンピングカーだが、それでも最近のアウトドアブームもあって、受注に対して納車が追いつかない状況だという。

本物の家が買えそうな価格かつ、日本の道路事情では運転などにも気を遣う巨大キャンピングカーだが、一体どんな魅力があるのだろうか。また、購入するユーザーにはどんな層が多いのか。ワッツの代表取締役、村上祐一氏に話を聞いた。

全長9.9mで全幅2.49mという規格外のボディサイズ

アレグロブリーズ31BR(2021model)の外観(筆者撮影)

アレグロブリーズ31BRは、アラバマ州を拠点とするメーカー「ティフィン(TIFFIN)社」が製造する高級キャンピングカーだ。車体サイズは全長9.9m×幅2.49m×全高.58m。日本の公道を走行できる車両は、道路法により全長12m、全幅2.5mなどの規定があるため、ナンバー登録できるほぼギリギリの大きさだ。観光バスのような外観と書いたが、ベースはバスではなく、専用ベースシャーシの上に、キャビン(ボディ)全体を架装したタイプだ。日本では「フルコン(フルコンバージョン)」、アメリカでは「クラスA」と呼ばれ、さまざまなタイプがあるキャンピングカーの中でも、最も豪華さが際立つモデルだといえる。

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