不倫、裏切りを繰り返す快楽主義者に欠けた視点 騒動から2年弱、再び批判にさらされる東出昌大

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油断できないのは、自ら「もうしない」と決意して心を入れ替えようとしている人ですら、漠然と「悪いことをした」と思っているだけのところでとどまっているケースが多いこと。こういう人は「懲りた」「反省した」ところまで至っていないため同じ過ちを繰り返し、周囲の人々をますます失望させてしまいます。

なかには「反省した」と自分に思い込ませることが得意なずるい人もいて、その姿を見た相手は「思わず許してしまう」という行動を取りがちですが、だまされてはいけません。彼らは自分と向き合って考えずに済んだ分、意識は快楽のほうに向かいやすく、まるで初めてのように同じ過ちを繰り返してしまいがちなのです。

これは恋愛絡みだけでなく、ショッピング、ギャンブル、お酒絡みの失敗などにも該当することであり、依存症に似た状態に見えますが、実際のところ、そこまで深刻ではないケースがほとんど。私のコンサル経験上では、「本当にやめたいのにやめられない」「いつも頭から離れない」「自分や周囲の人々の生活に支障をきたしている」など医師の治療が必要なケースではなく、自分や周囲の人々の言動で改善できることのほうが多いものです。

証拠や事実を穏やかに突きつける

ここまで同じ過ちを繰り返してしまう人の思考回路や言動の傾向を挙げてきましたが、最後に改善方法を紹介していきましょう。

まず「楽しいものや幸せを感じることばかり追いかけてしまう」という快楽主義者への主な対処法は、証拠や事実を定期的に見せること。東出さんのケースで言えば、妻子や不倫相手のリアルな現状の姿、違約金の明細や返済予定表、仕事関係者たちの生々しい声、流れたオファーや断られた作品のリストなどを定期的に見せることで、それなりの抑制効果は得られるのではないでしょうか。

また、これまでの経緯を表などに時系列でまとめ、それを本人に見せることで、「いかに自分が快楽を優先させ、周囲に迷惑をかけてきたか」を客観視することができます。これは表などにまとめることで、「あえて自分ではなく“誰かの出来事”のように見せる」「そうすることで現実逃避を避け、理解を促せる」という方法です。

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