不倫、裏切りを繰り返す快楽主義者に欠けた視点 騒動から2年弱、再び批判にさらされる東出昌大

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もちろん不倫相手や新恋人には愛情を伝え、一緒に過ごす時間を作ろうとしていましたし、妻子に対して「いい夫」や「いい父親」、仕事関係者に対して「いい俳優」のように振る舞ったこともあるのでしょう。それは「これらの人々がこれまで東出さんを信じてきた(しかし、裏切られてしまった)」という事実が物語っています。

ただ、これらの言動ですら、すべて自分の感情にもとづくものであり、相手に寄り添ったものではありませんでした。「自分はこうしていると幸せを感じる」「自分はこうすることで楽しいと思える」「こうやって振る舞っている自分が好き」などのニュアンスが随所に見られ、快楽主義者の一面が見て取れるのです。

快楽主義者と一緒に過ごす人は、短期的には楽しく、幸せを感じられますし、「こんなに合う人は今までいなかった」「運命の人かもしれない」などと思うこともあるでしょう。しかし、次第に相手が自分の感情を優先させていることに気づき、「わがまま」「幼い」と感じるようになるなど、良好な関係性が長続きすることはなかなかありません。

また、快楽主義者におけるもう1つの問題点は、「苦しいことや面倒なことは見て見ぬフリをする」こと。実際、「ロケ先の広島県に恋人を呼び寄せる」という東出さんの行動は、「来てもらえたら旅行のように楽しく過ごせるよ」という快楽主義者の発想であり、仕事上のモラルやコロナ禍などを無視している様子がうかがえます。

これは言わば「トラブルや不満の火種を無視している」という危険な状態。怒りの炎が燃え上がったときには、「もはや手遅れ」という最悪の結果につながりかねないものなのです。さらに言えば、「『苦しいことや面倒なことを協力して乗り越えていく』ことで得られる絆が育まれない」という問題点も見逃せません。

彼が「懲りない」「反省しない」理由

東出さんの関係者に限らず、私の相談者さんにも恋人や配偶者の異性関係に悩まされる人は多く、これまで「女グセの悪さが治らない」「ウチの夫は性欲が強いから仕方がないのかもしれない」などの声を何度も聞いてきました。

しかし、問題は「女グセが悪い」「性欲が強い」ではなく、「懲りない」「反省しない」こと。これらができないから同じ過ちを繰り返してしまうのです。

では、なぜこの人たちは「懲りない」「反省しない」のか。その答えは、自分では「懲りたつもり」「反省したつもり」の状態でとどまっているから。口では「懲りたので、もうしない」と言っていても、「なぜ反省しなければいけないのか」「どのように反省するべきなのか」を自分と向き合って考えたわけではないため、ほとぼりが冷めると以前と同じ精神状態に戻ってしまうのです。

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