「思いつきで話す上司」が激変するスゴイ会議術 イメージを共有するために使える3つのステップ
会議では素案をもとにディスカッションを重ね、イメージの解像度を上げていきます。このとき大事なのがイメージの出すべきところに「狙い」をつけることです。その準備として会議に参加するメンバーは事前に素案のチェックを行うとよいでしょう。ここで強力なチェックツールとなるのが「違和感」です。
素案を読んだり、聞いたりして、「変だな」「しっくりこない」と感じるところを直感で構わないのでチェックしその理由を考え、イメージを伝える次の段階に備えます。ここでは、代表的な違和感とその対処法を6つご紹介します。
6つのチェックポイント
例えば、「○○をキャッチアップする」といった抽象的な表現や専門的な言葉が使われていたりすると思考の混乱や停止が生じ、具体的なイメージをつかむことができません。
このようなときには素直に「ここのイメージがつかめないから、具体的に教えてもらうことにしよう」や「もしかすると、こういうイメージをしているのかもしれない」と相手の頭の中のイメージを確認する準備をしましょう。
顧客や提供価値など考えなければならない要素が漏れていたり、顧客イメージの一要素としての「年収」が抜けていたりすると疑問が生じ、その先の情報が頭に入りづらくなります。そのようなときには「この要素とこの要素が抜けているな。後で確認しよう」と頭を働かせます。
また、販売商品に「A商品は20代~30代の女性を、B商品は30代~40代をターゲットにしています」のようにターゲットの年代にダブりがあると、気になって漏れと同様に思考が止まります。
「A商品は20代女性が中心、B商品は30代女性が中心ということだろうか? 話が終わったら聞いてみよう」とダブりの要素を解消する準備を行いましょう。
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