中国のヒト用ワクチン輸出急減、そのわけは? 中国製不活化ワクチンから欧米製「mRNA」へシフト

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シノバックはブルームバーグへの書面による回答で、同社のワクチン「コロナバック」は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)において入院や集中治療、死亡を効果的に防いできたとコメント。シノバックの広報担当者は、一部の国は入院リスクの高い高齢者にまず接種し、後に比較的若い人々が別のワクチンの接種を受けたと説明し、「このことはコロナバックの有効性評価に加味すべきだ」と主張した。

シノバックによると、タイなど多くの国が「人口に応じ接種回数を最大化するため複数のサプライヤーからワクチンを購入」している。

バンコクでのシノバック製ワクチン接種(21年5月) 

中国製ワクチンから距離を置き始めているか、欧米製のワクチンで「ブースター」と呼ばれる追加接種を行う国にはシンガポールやトルコ、アラブ首長国連邦(UAE)も含まれる。香港では、保健当局が欧米製ワクチンをブースターとして用いた場合、中国製ワクチンの効果が上がるか検証中だ。

出荷を待つシノバック製ワクチン(21年1月、北京で) 

原題:China Vaccine Diplomacy Wavers as Nations Seek Western Shots (1)(抜粋)

More stories like this are available on bloomberg.com

著者:Iain Marlow、Randy Thanthong-Knight

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