ウマ娘「1000万ダウンロード達成した」魅力の神髄 サイレンススズカが天皇賞を勝つ「涙のIF」も

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育てていくウマ娘の脚質やレース距離別の特性を踏まえ、最適なサポートカードを組み合わせることで、ステータスを上昇させたり、使い勝手のよいスキルを獲得できる。

一方、的外れのサポートカードばかりを使っていると「逃げ馬なのに、パワーや根性にばかりにボーナスが付いたり、追い込み馬に有用なスキルばかりが解放される」みたいな残念な育成になってしまう。

個性豊かなウマ娘たちを、その能力や適性に合わせて上手に育てるには、様々な特性を持つサポートカードの確保が必須である。ガチャはまずはサポートカード優先にしたい。

愛馬の才能を次世代につなげる「継承」システム

そして「これはうまいシステムを考えたな」と思ったのが、ウマ娘の「継承」である。育成シナリオでウマ娘の育成を終了すると、ウマ娘たちは複数の「因子」を手に入れる。この因子を後から育成するウマ娘に継承させることで、ウマ娘の能力を底上げすることができるのだ。

継承はいわば競馬における「血統」のようなシステムである。実際の競馬では優秀な牡馬と牝馬の間に子供をもうけさせることで、優秀な馬を作ろうとする。

ウマ娘ではこれを「継承」というシステムにすることで、性別や年齢など、そうしたことは一切関係なしに配合させ、優秀な因子を継承させようとするゲーム的な試みとして昇華させている。

育成シナリオで育成するウマ娘を選ぶ際に、因子を持つ継承元のウマ娘を2人選択することができる。いわば父親と母親を後から選ぶようなものである。さらに、その両親にも両親がいるので、育成するウマ娘には合計6人分の因子が継承される可能性がある。

これが育成シナリオの中で発生する継承イベントで受け継がれるのだが、お目当ての因子が必ず継承されるとは限らないので、そこは祈るしかない。

いわば、ウマ娘を育てることが、次の世代のウマ娘を育てることにも繋がっていくので、育成には本当に手が抜けないのである。

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