売れ筋飲料「茶系、炭酸、有糖・無糖」の選ばれ方 その時の気分で「リラックス」と「リフレッシュ」

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「ストレス解消の思いは強まった」を裏づけるのが強炭酸だ。「のどに少し痛いような刺激が心地よい」という消費者もおり、競合の「サントリー天然水」も今年「THE STRONG 天然水スパークリング」を発売した。「刺激があれば味はいらない」と思う人も多く、ウィルキンソンで圧倒的人気は赤ラベルの「ウィルキンソン タンサン」だ。

2011年にペットボトルを全国発売し、売上げが急拡大した「ウィルキンソン」の商品ラインナップ(写真:アサヒ飲料)

コカ・コーラも消費者の「避糖化」を意識

「コカ・コーラ」(日本コカ・コーラ)は世界最強の百年ブランド(誕生は1886年、日本上陸後も1世紀以上)として他業界からも一目置かれる存在だ。日用品ブランドを取材した際、「100年、世界中で愛されるコカ・コーラのようになりたい」という声も聞いた。

国内販売数量は底堅く、これだけブランドが林立する現代でも上位の一角を占めており、ライバルの「ペプシコーラ」(サントリー食品インターナショナル)の6倍以上ある。

大黒柱の「コカ・コーラ」(レギュラーコーク)を「コカ・コーラ ゼロ」(糖質ゼロ・カロリーゼロ)「コカ・コーラ ゼロカフェイン」(上記に加えてカフェインゼロ)が支え、消費者の「避糖化」(できるだけ糖を避ける)にも対応。後者2商品の合計は前者の約4割まで伸びた。アメリカ発のブランドは日本市場にもきめ細かく対応する。

派生商品で攻める「三ツ矢」ブランド

「三ツ矢」(アサヒ飲料)はコカ・コーラの2年前(1884年)に誕生した和製ブランドだ。本体の商品パッケージには「SINCE 1884」の文字が控えめに主張する。

大黒柱「三ツ矢サイダー」(本体)は炭酸飲料の販売数量ではコカ・コーラに次ぐが、幅広いフレーバーの派生商品も次々に投入。近年は攻めの姿勢も特徴だ。

「三ツ矢ブランドは、まず水にこだわります。ろ過を重ねた安心・安全な磨かれた水を使い、保存料や着色料も使用しません。定番の三ツ矢サイダーに代表される透明な液体は、着色料などでごまかせないのです。フレーバーも高付加価値にシフトしています」

水上典彦さん(アサヒ飲料 コーポレートコミュニケーション部。取材当時は同社マーケティング本部マーケティング一部 炭酸グループグループリーダー)はこう話した。

限定品や復刻版も目立つ「三ツ矢」の商品ラインナップ(写真:アサヒ飲料)

同ブランドは種類も多く、カロリーや糖質も異なる。例えばカロリーが少ないのは「三ツ矢サイダー ゼロストロング」などだ。それも意識して楽しみたい。

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