米倉涼子「経営者と女優の二刀流」を決意した理由 今も「現状に満足できない」彼女の本音
「自分のポテンシャルと世間から求められている形にギャップを感じるようになったのがキッカケです。その葛藤を抱えながら、自立するなら今しかないと思いました。新しい環境に身を置くことは、常に挑戦者という気持ち。自分の中でアンテナを張ってやりたいこと、できなくて補いたいことなどに向かう姿勢というか。大きな事じゃなくて小さな挑戦でもいいから、新たな人生を開拓していきたいですね」
大門未知子は米倉涼子以外に考えられない
40代半ばで人生の転機を自ら選び、経営者という肩書きが新たに加わった。独立して1年半が経過し、女優業との両立など、仕事に対するスタンスはどう変わっていったのか。
「目の前に立ちはだかる山は高いほうが燃えるタイプなので。自分でやらなければいけないことが増えたので、疲れてはいますけど(笑)。“自分が挑戦したいこと”をやるというスタンスは変わらず……。皆さんが思うほど、私自身は変わっていないんですよ。ただ、以前は周りの皆さんが作り上げてくださったステージ上に乗るだけだったのが、今はショーのライティングや楽曲選びなど、打ち合わせの段階から参加させていただくようになりました。頭は毎日休まらないですけど(笑)、ゼロから作り上げる楽しさを覚えましたね」
女優であり経営者でもある、彼女の新しい挑戦は、多様性を尊重する現代社会においての道標となるのかもしれない。
“難しい局面でも何とかして有言実行しようと行動に移せるところ”
自分の強みを、そう表現していた。どんな困難の中でも「私、失敗しないので」と一切の妥協を許さず突き進む、大門未知子を10年演じられるのは、言ったことを責任持って実行する、米倉涼子以外には考えられない配役だ。
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