米倉涼子「経営者と女優の二刀流」を決意した理由 今も「現状に満足できない」彼女の本音
「私、失敗しないのでって言ってみたいですよね」
米倉涼子は『ドクターX』を振り返ったとき、主人公の決めゼリフに憧れを抱くことがある。
そんな責任ある言葉にずっと向き合い続けてきた『ドクターX~外科医・大門未知子~』が2年ぶりに復活する。同シリーズは7作品目を迎える。それでも新たな物語の始まりは、いつだって心を躍らせる。
「久しぶりすぎて、まだソワソワしてます(笑)。10年目に突入した物語の軌跡をもう1㎝でも、共に過ごしてきたメンバーと伸ばせると思うと嬉しいですね」
「私、失敗しないので」や「いたしません」という決めゼリフでおなじみの同作品。米倉演じる主人公・大門未知子が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマだ。
2012年の放送以来、絶大な人気を集め、全シリーズの平均視聴率20%という快挙も成し遂げている。まさに名実ともに国民的人気ドラマシリーズだ。
「ドクターX」と共に生きた米倉涼子の10年
大門未知子は“異色・孤高・反骨の天才外科医”だ。その姿に視聴者は「この人なら、やってくれる」と期待を抱かせ、そして、必ず想像以上のものを返してくれる。――そんな『ドクターX』も今年で10年目。米倉涼子にとって、この10年の月日はどんな意味を持っているのか。
「『ドクターX』が始まると最初に聞いたのは、初めてブロードウェイでミュージカル『CHICAGO』に出演するため、ニューヨークに滞在していたときでした。そのタイミングを含めて考えると、この10年は自分自身の歴史をものすごく振り返れる時間。まさか大門未知子という1人の女性の歴史が10年続くなんて想像もしていなかったですね」
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