仕事で出会ったシングルマザーに胸キュン
木村さんが選んだ結婚相手は一回り以上年下の31歳であるが、バツイチで2児の母親である。どんなに美人であっても躊躇するのが普通だろう。どこで出会い、なぜ付き合うことになったのか。
出会いは仕事だった。取引先の担当者であり、仕事で世話になったために「1回ぐらいメシでも行きますか」と気軽に誘った。昨年の秋口のことだ。
「彼女が所属するチームはママさんが多かったので、彼女も当然、結婚していると思っていました。離婚していると聞いて、そうなんだ~、と。仕事に対する姿勢はしっかりしていて、話をして面白かったです」
何度か会話を重ねるようになり、「無理をしているな」とも感じるようになった。営業の仕事に精を出しつつも、3歳と5歳の幼い2人の子どもをひとりで育てていかねばならない。長年、組織のリーダーをしてきた木村さんが彼女の苦境に気づかないわけがない。自分が一緒になれば、お互いを補完し合えるのではないかと思うようになった。
結婚には一貫して興味がなかった木村さんだが、子どもは昔から好きだった。年末に子どもたちに会うと、すぐになついてくれた。
「私としては、子持ちの女性と付き合う以上は結婚だなと思っていました。でも、彼女は『子どもと一度会わせてみないとわからない』ぐらいの気持ちだったようです。
ちなみに今でもヤツ(彼女)の私に対する愛情は、私のそれの3分の1以下ですよ。『一緒に住んだら好きになると思ったけれど、あまり好きにならないなー』なんて言ってますからね(笑)。私のことを嫌いではないから結婚してあげた、という態度です」
自虐のようで、完全にのろけ話である。木村さんのような実力派の男性は、恋愛においても理想の女性を「追いかけていつか手に入れたい」という成長意欲が強い。だから、薄めの愛情を前提とした上から目線が、心地よかったりするのだ。
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