クラファンは「子がお金を学ぶ」とっておきの教材 「仕組みとリスク」の理解こそ投資教育に必須
投資しないと豊かな老後は迎えられない?
「投資」をしないと、豊かな老後は迎えられないと思う人が増えています。
ただ、金融機関に勧められるがまま投資信託を買ったり外貨預金を預けたりしているというのは、実は「投資」ではなく、金融機関のカモになっているだけです。私は「投資などしないほうがいい」と言い続けていますが、それには大きく3つの理由があります。
① 投資をしなくてはと思っている方の多くはサラリーマンで、真面目に働きさえすれば必ず給料が振り込まれるという、金銭面ではリスクのない生活をずっとしてきました。ですから、リスクがどういうものなのか、よくわかっていない人が多い。
② 日本では、戦後ずっと貯蓄教育に力を入れてきて、投資教育はほとんどしてきませんでした。実際に学校で金銭教育らしきものが始まったのは10年ほど前。ですから、ほとんどの方が金銭教育を受けずに大人になっていて、投資には疎い。
③バブル崩壊後、日本ではずっとデフレという状況が続いていて、この先もデフレが続きそう。デフレの中では現金・預貯金の価値が相対的に上がるので、あえてリスクを冒して「投資」する必要はない。「投資」する前に、住宅ローンなど借金の返済をしたほうがいい。
ただ、これはみなさん親世代に対して言っていること。子ども世代となると話は別です。
これから子どもたちが生きていく時代には、大きなリスクが待ち構えているでしょう。リスクとは、将来のどこかで起きるかもしれない不確定なことで、それを覚悟で進んでいかなくてはならなくなるのが、みなさんのお子さんたちです。
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