41歳独身男性が「コロナ自宅療養」経て学んだこと 「このまま目覚めなかったら」という不安も

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コロナ感染は他人事ではない……(写真提供:弁護士ドットコムニュース編集部)

第5波と言われる新型コロナウイルスの猛威が続いている。今年1月、東京の一日の感染者数が2000人を超えたというニュースに驚愕としたものだが、7月には連日、それに近い数字が当たり前になり、コロナが身近に迫っている実感はどこか薄れていた。

そんな中、8月に、筆者は新型コロナに感染した。幸い軽症で、後遺症もほぼなく、現在は元通りに生活している。だが、症状の苦しさや、自宅療養中の不安、今後のコロナとの向き合い方など、感染して初めて気づいたことがたくさんあった。この経験が少しでも役に立てばと、感染から療養、回復後までをまとめた。

「感染対策はしてきたつもりだった」

筆者は41歳、独身で一人暮らし。職業はジャーナリスト兼バーの経営者である。基礎疾患はなく、至って健康だ。お酒好きのため、肝機能と内臓脂肪の数値が少々高いものの、要注意の範囲内。日ごろから運動も行い、暴飲暴食も控えるよう意識していた。

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

コロナ前はバーや居酒屋、スナックなどを飲み歩くのが習慣だったが、一回目の緊急事態宣言からは自粛していた。外出や遊びも控え、100%とは言えなくても感染対策はしてきたつもりだった。

もちろん、コロナへの脅威や恐怖が消えたわけではないが、「今まで通り感染対策をしていれば問題ないだろう」と漠然と思い込んでいた。ワクチンの接種券も届いていたが、そのうち打てばいいかと、未接種だった。

8月3日、久しぶりに連絡をくれた友人と会った。カフェでお茶をし、バーで1時間くらい飲み、軽く食事をして解散した。一緒にいたのは4時間くらいだろうか。飲食をしているとき以外はマスクをし、入店時の手の消毒も検温も行った。

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