そんなモルガン・スタンレー時代、僕は部署の仲間と一緒にスキー旅行を企画しました。その旅行に参加してくれたのは、若い人ばかりではありません。役員数名と共に、当時の会長までも参加してくれたのです。上の人たちは若い人たちと話してみたいし、若い人だって偉い人と直接、話をするチャンスなど滅多にありませんから、会長の参加を皆、喜んでいました。
離職率の低さの裏にイベントあり
皆が参加したくなるようなイベントを企画すれば、社員は楽しんでくれる。そのウワサを聞きつけた社外の人が、「なんだかビズリーチって面白そうな会社だな」と興味を持ってくれれば、採用に不可欠な集客やファン作りにもつながります。
イベントの開催は、社員の離職率を抑える効果も出ています。ビズリーチの離職率は、このところ1ケタ台のパーセンテージで推移しています。これはベンチャーとしては非常に低い数字です。
ちなみにこうしたイベントは、公式行事を除き、自由参加です。家庭を優先したいという人が参加を強要されることはありません。それでも多くの社員が参加してくれているということは、イベントそのものに魅力があるからだと自負しています。
社内外を巻き込む楽しいコミュニティが増殖中
最近は、ビズリーチ社内でいろいろな部活が生まれています。フットサルやボルダリングなど、有志が主体的にコミュニティを作り、違う部署や社外の人と交流しています。
僕としては、次々とコミュニティが生まれることは歓迎すべきこと。最近では楽しいコミュニティに社外の人たちも参加して、結果的にリクルーティングになっていたという事例は、願ってもない姿でした。
ビズリーチは、「Work Hard, Play Super Hard」(仕事も遊びも本気)という精神を大切にしています。たくさんのイベントを通じて社内外の交流を活性化し、社員をはじめ、多くの人に「ビズリーチっていい感じだね」と言っていただけるような雰囲気を作っていきたいと考えています。
(構成:朝倉真弓)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら