「ドラゴン桜」で学ぶ東大生「記憶力爆上げ」の技術 ポイントは「大枠のイメージ」と「個別の特徴」
1つは、関連性を線でつなぐというものです。東大生のノートや参考書を観察すると、「こことここに関連性がある」と思うところに線や矢印が引いてあり、さまざまな物事の関連性が明確になっていることが多いです。
「この出来事が起こったから、この出来事につながった」「これとこれはこんな関連性がある」というものを、線でつないでいくというわけです。
例えば、ドラゴン桜の中では、こんなノートが紹介されていました。
記憶を線でつないでいき、つながりを理解するノートを書くことで、大枠で理解することができるようになるということですね。そしてこれを作っておけば、一度忘れても他の単語との関連で思い出せますし、また新しい単語を覚える時にも流れの中に組み込んで覚えることができます。
テーマ別「まとめノート」を作る
そしてもう1つのテクニックが、テーマ別のまとめノートを作ることです。これは、共通点のあるものやつながりのあることでノートを作ってみるという方法です。新しいつながり・テーマを自分から見つけて、それを整理するノートですね。
英単語でも、1つ1つ覚えるのは得策ではないんです。「『habit』も『manner』も『custom』も、みんな習慣だ」とわかれば、それでひとまとまりにできますし、新しく「習慣」という意味の英単語が出てきたらそれもまとまりにすることができます。
同じような意味の英単語だけではなく、同じカテゴリーの英単語(医療関係・建築関係などの分野でも、程度を表す形容詞のカテゴリーなど)、同じ接頭語の英単語(例えばunion、unitのように「uni」でまとまっている)など、ほかにも多くのまとめ方があります。
僕は受験生のとき、「17世紀の出来事」とか「薩摩藩の歴史」とか時代や地域で切り分けてまとめていたほか、英文法と古文と漢文で「反語表現」をまとめるなど、科目や教わっていることに縛られずにまとめ直すことで、いろんな物事が忘れにくくなった記憶があります。
まとめノートの作り方はとてもシンプルです。まず、ルーズリーフを用意します。普通のノートでもいいですが、1枚で完結させた方がいいので、ルーズリーフの方がいいでしょう。そして、一番上にまとめ直したい物事を書きます。「17世紀の世界」とか「uniのつく英単語」など、タイトル的なものを書いてみましょう。
次に、具体的にまとめたい1つ1つの事柄を書く前に、一言でそれらをまとめる要約を書いてみましょう。「17世紀は一言で言うとこういう時代!」「uniが付く英単語はこう言う特徴がある!」ということを書いてみるのです。これこそが「流れ」、大元のイメージとなるわけですね。
そのうえで、個別の事柄とその事柄のつながりを書いてみます。「uniは1つと言う意味だから、こう言うふうな意味がある」と言うように、要約とつながるように、かつ個別のものとして覚えやすい特徴を強調していきます。これで関連づけと強調がしっかりなされたノートを作ることができると思います。この2つのテクニックを駆使して頑張ってください!
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