【産業天気図・トイレタリー・化粧品】アジアが成長材料だが、国内は低価格志向続き「曇り」

予想天気
10年4月~9月 10年10月~11年3月

化粧品、トイレタリー業界は2010年4月から11年3月まで、1年間通じて「曇り」にとどまりそうだ。化粧品、トイレタリーともに国内は、依然として消費者の低価格志向が進む。海外は相変わらずアジアを中心に成長が続く見込みだ。

国内化粧品は苦戦が続きそう。化粧品売上の最も大きな割合を占めるドラッグストアでは、販売員がカウンセリングをする2000~5000円の中価格帯の化粧品から、2000円以下の低価格帯のセルフ化粧品へと需要のシフトが見られており、低価格化が進行している。ロート製薬<4527>や大塚製薬など医薬品や食品メーカーなど異業種からの参入もあり、競争は一段と厳しくなりそうだ

百貨店も低調で、百貨店の化粧品売上高は17カ月連続で前年同月割れを記録。ただ、年初から落ち込み幅は徐々に小さくなってきており、若干落ち着きを見せつつある。

国内市場は今後、少子高齢化が進むこともあり、大きな成長は中期的にも見込めない。そのため、国内市場でも新たな需要を開拓しようという動きがある。コーセー<4922>はコティ社とライセンス契約を結び、「アディダス」ブランドの化粧品を投入。男性化粧品市場は、いまだ小さいが徐々に拡大傾向にあり、大塚製薬、ハーバー研究所<4925>なども参入している。日用品も、高単価・高付加価値型の商品で単価減に歯止めをかけようと各社、新製品を投入する。ユニ・チャーム<8113>は子供用紙おむつの高単価商品を刷新する予定だ。

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