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李登輝・元台湾総統--ECFAは香港・マカオ化の一歩、国民投票で阻止し、FTA締結を

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鳩山首相の「東アジア共同体」は、まさにこんな考えから出ているのだろう。

それにしても、おもしろい考えを持っているね(笑)。この共同体で誰が主導権を握るか考えたことがあるのか。そんな可能性をまったく検討していない。

EU(欧州連合)を考えてみたらいい。戦争の歴史からいろんな困難にぶつかりつつ、やっとできたんだよ。文化、宗教など近い国ばかり。アングロサクソンとラテンという2つの差があっても、まだ近い。

アジアの場合は言語でさえも大きな差がある。宗教も違うし文化も違う。国の習慣も違うところに、「東アジア共同体」など、その可能性を考えてうんぬんするのは早すぎる。

第2次世界大戦の時に「大東亜共栄圏」というのがあったが、それが言えたのは、日本が一国で力を持っていたから。だから、やろうと言えたんだ。今の状態なら、なおさら(東アジア共同体は)難しい。

--日本の政局も混乱が始まっています。

鳩山さんを首相とする民主党政権が成立したけど、この政府はおもしろいね。政党と政府、これが意見の対立を起こしている。さらに首相が「国家戦略局」なんていうのをつくっている。これじゃ、政治がうまくいくはずがない。

政党が政府をつくる。その政党と政府が対立して意見も合わない。結局、小沢一郎幹事長(当時)が強く握っていて、これでは、しばらく政府は乱れると思う。

今の民主党政権の状態は、政党政治とはあまり合わない。派閥政治になってきて、たとえば小沢さんの権力が強くなったら、かなり独裁的な政党・政権をつくるだろう。民主独裁は困る。そんな状態になるかもしれない。

小沢さんがどう把握して日本の政治を持って行けるのか。ヒトラーのナチズムみたいなまねをしたら日本はたいへんになるし、中国がやっているような独裁の形はやっていく必要はない。

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