ANA My choiceに学ぶ:値下げ&無料時代の逆張り《それゆけ!カナモリさん》

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ANA My choiceに学ぶ:値下げ&無料時代の逆張り《それゆけ!カナモリさん》

 

■有料サービスが大好評

 5月28日付日経MJのコラム「着眼 着想」で、ANAの機内サービス「ANA My Choice」が取り上げられていた。「高級」に満足感 快適な空の旅というサブタイトルが記されている。

記事によると、昨年12月にプレミアムクラスなどで提供される食事・酒類をエコノミー席で販売する同サービスが開始され、4月から国内線エコノミー席での飲み物の無料サービス終了と時を同じくしてサービスを拡充したという。取り扱う商品はスターバックスのコーヒー、千疋屋のみかんジュース、自社開発のオニオングラタンスープなど20品目。ジュースとスープは共に1日700~1000個を販売する人気商品だという。

無料サービス終了に際しては、ネット上でも「ジュースぐらいは飲みたい」とか、「あのスープが飲めなくなるのか」と惜しむ声や不満を呈する意見も多く見受けられた。しかし、現在ではそれを上回る高評価を獲得しているということなのだろう。

では、そのポイントはどこにあるのだろうか。

■「ハレ」の人々をターゲットに

 有料サービス開始にあたって、担当者たちは取扱商品のチョイスのため、新幹線の車内販売、コンビニ、百貨店を見て回ったと記事にある。販売するアイテムだけでなく、特に新幹線のワゴン販売という存在からはヒントを得たのではないだろうか。

 

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