「東京五輪レジェンド4人」メダルよりも凄い名言

体操・内村、ソフト・上野らのコメントから学ぶ

長く競技人生を送ってきたレジェンドたちのコメント力にビジネスパーソンが学べることとは?(写真:丸山康平/アフロ、ロイター/アフロ、東京スポーツ/アフロ、YUTAKA/アフロスポーツ)

朝から夜まで各局が東京オリンピックの競技中継を放送し、メダルラッシュに沸く日々が続いています。

毎日、男女どちらかが金メダルを獲得している柔道を筆頭に、13年越しのオリンピック連覇を果たしたソフトボール、絶対王者・中国に勝って初代王者となった卓球混合ダブルスなど、さまざまな競技での盛り上がりが見られますが、「今大会を象徴している」と言われているのが新世代の躍動。

金メダル最年少記録を更新したスケートボード女子ストリートの西矢椛さん(13歳)と、銅メダルの中山楓奈さん(16歳)、体操男子団体総合で銀メダル、個人総合で金メダルの橋本大輝さん(19歳)、競泳男子200メートルバタフライで銀メダルの本多灯さん(19歳)、ソフトボールで金メダルの後藤希友さん(20歳)、サーフィン女子で銅メダルの都筑有夢路さん(20歳)、卓球女子シングルスで銅メダル、混合ダブルスで金メダルの伊藤美誠さん(20歳)、柔道女子52キロ級で金メダルの阿部詩さん(21歳)と、若きメダリストが次々に誕生しています。

しかし、若きメダリストたちにはない魅力であふれ、印象深いのは、競技終了後に語るレジェンドたちのコメント。体操男子の内村航平さん(32歳)、ソフトボールの上野由岐子さん(39歳)、ウエイトリフティング女子の三宅宏実さん(35歳)、カヌー・スラローム男子カナディアンシングルの羽根田卓也さん(34歳)……レジェンドたちのコメントから、ビジネスパーソンにも参考になる強さの秘訣をひも解いていきます。

トップでも「報われない努力もある」

体操男子の内村航平さんは、24日の種目別鉄棒に出場したものの、まさかの落下があって予選敗退。しかも落下したのは、高難度の離れ技を立て続けに成功させたあとのつなぎ技であることがショッキングでした。

内村さんはこれまで3度のオリンピックで計7つのメダルを獲得してきましたが、今大会は種目別の鉄棒に絞っての出場。まさに「選択と集中」の戦略で金メダルのみに照準を合わせていましたが、「決勝にすら残れない」という惨敗を喫してしまったのです。

内村さんは競技終了後のインタビューで、「代表落ちてから、またはい上がってきて、また今日こうやって落とされたんで、『報われない努力もあるんだ』って思ったし、『努力の仕方が間違っていたんだろうな』とも思うし。でも、『あらためて体操は面白いな』と思いましたけどね、失敗してなお。『人生においてこういうことも大切なんだろうな』って凄く思います」とコメント。

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