メタボの常識・非常識 健康な人を「異常」にする日本だけのシステム 田中秀一著
メタボリックシンドロームとは腹囲についた脂肪によって高血圧や高血糖、コレステロールなど脂質の異常が起こる状態を指す。しかしその判断基準は国や作成機関によって異なるのが現状だ。
医療記者として長年健康・医療問題を取材してきた著者は、体重のみならずメタボの基準をすべて少し上回る「ちょいメタ」が、メタボではない「非メタ」に比べ死亡率が低く、長生きするという調査データがあると指摘し、メタボ健診は日本人の健康づくりに役立っているのか疑問を呈す。
肥満は本当に「大敵」なのか。有効性がはっきりしない専門ドック、科学を重視せずに行われる健康政策等、さまざまな角度から検証し、本当の健康とは何かを考える。
講談社ブルーバックス 840円
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