朝から集中するには「手を動かす」仕事がいい理由 「ラクしたい」人間の本能と上手に付き合うには

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朝「15分」ゆとりを持つことのメリット
①「仕事モード」にスイッチが入りやすくなること
②「今日やるべきこと」が整理できるため、始業後、すぐ動けること

朝、なかなか「仕事モード」にスイッチが切り替わらない人は、たいてい、始業時間ギリギリに出社する傾向があります。出社してから何の準備もなしに、いきなりパソコンを起動させ、メールのチェックを始めたりするため、思うようにスイッチが入らず、ダラダラとすごすことになるのです。

在宅勤務の場合も同じです。始業時間の15分前になったら、5分程度でいいので、「今日やるべきことを整理する」ようにしましょう。 今日やるべきことを紙に書き出し、1日の流れを想像するだけでも十分です。 残った時間は、好きなコーヒーを飲むのもよし、経済新聞にざっと目を通すのもよし、仕事に向かう準備態勢を整えるのです。

朝イチは「手を動かす」作業が吉

もう1つ、朝イチから仕事に集中して取り組むコツがあります。 それは、「手を動かす業務から始める」ことです。 デスクワークの人は、パソコンのキーボードを打つ作業から業務を開始するのがおすすめです。

指先から刺激を感じることで交感神経が優位になり、自然と仕事モードにスイッチが切り替わるのです。資料を読んだり、メールをチェックするといった作業から始めるのは、得策ではありません。なぜなら、重要なのは「手を動かすこと」だからです。 メールの返信など、パチパチと文字を打ち込む作業が、脳を適度に刺激して、眠っていた脳を目覚めさせるのです。

さらに、「体を大きく動かす」のも効果的です。肩を大きく回したり、席を立ったりして、少し歩くといった程度でも十分です。 ぜひ、明日から試してみてください。

まとめ  朝「15分のゆとり」で「仕事モード」にスイッチ・オン!
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