誕生日のサプライズ「脳科学的」正しいタイミング 「ドーパミンが大量放出」される3つの条件とは

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ドーパミンが放出されるから、人間はより難しいこと、厳しいことに挑戦しようとします。ありとあらゆる工夫をしてなんとかその難しいこと、厳しいことをクリアできたら、脳内でドーパミンが放出されて、「もっと頑張ろう!」と、やる気に燃えます。

そこからさらに難しいこと、厳しいことに挑戦していく──。こうしたことを繰り返して、人間は進化してきたのですが、それにはドーパミンが深くかかわっています。ドーパミンは、「これができたら、ごほうびをあげる」という他者からニンジンをぶら下げられるものではなく、あくまでも自分の中からつくられるものです。自己生成できるのが、ドーパミンの強み。

「ちょっとムリかな。でも、頑張ればなんとかなるかな」

こんなふうに自分自身で課題を設定して、それを克服すれば、脳が活性化するとともに大きく成長していきます。ドーパミンを利用してドンドン行動を加速していくことを「強化学習」と言いますが、それができるのが人間。選択においても利用しない手はありません。

脳科学的に正しい「誕生日」の祝い方

できるかどうか分からないことをクリアすると、脳内でドーパミンが放出されます。それ以外にも、自分の行動で誰かが喜んでくれたときにも、脳内でドーパミンが放出されることが分かっています。

その意味では、利他性かつ不確実性は一石二鳥。相手の脳内でもドーパミンが放出され、当然、自分の脳の中でも同じことが起きています。自分を含めた多くの人の脳内でドーパミンが放出されますから、やらないでいるほうがもったいないと言えます。

ここでちょっとしたクイズを出しましょう。大切な人に誕生日プレゼントを渡す場合、その一番いいタイミングはいつなのかを考えたことがあるでしょうか。

当日渡すにしても、会っていきなり、話が弾んでいる真っ最中、別れ際など、さまざまなタイミングがありますが、それによって相手のドーパミンの放出量が大きく変わることがあります。あなたならどういうタイミングで実行しますか。

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