「スマホに注意!」絶え間なく届く通知が心を蝕む 他者との比較をやめて瞑想を取り入れてみよう
ソーシャルメディア依存は、薬物依存と同じか
21世紀の生活で、テクノロジーほど諸刃の剣はないだろう。指一本で接続できて利便性が高く、世界最高の知識や娯楽に容易にアクセスできる。そのいっぽう、リアルな交流を隅に追いやってしまう。
とりわけスマートフォンのアプリは、食欲を乗っ取るスナック菓子のように、私たちの注意力を乗っ取るようにできている。
アプリが手放せなくなる理由のひとつは、神経伝達物質のドーパミンを刺激して脳内報酬系を活性化するためだ。
インスタグラムの投稿とドラッグとは、まったく違うものに思えるかもしれないが、脳内報酬系に働きかけるという点で言えば、ソーシャルメディア依存も薬物依存も基本的には同じなのだ。
スマートフォン依存の被害は深刻だ。睡眠、自尊心、他者との関係など、私たちの生活を支える重要な側面を危機に陥れる。積極的に使っていない時でさえ、脳の働きに悪い影響を及ぼす。
テキサス大学オースチン校が実施した調査では、認知作業中にスマートフォンがそばに置いてあるだけで、記憶や問題解決などの思考力を妨げていたという。



















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