「GU」が話題の赤ちゃん番組とコラボした深いワケ テレ東「シナぷしゅ」Tシャツが大人気で即完売

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YouTubeで見てもらうことを躊躇せず、いつでも見てもらえる便利さを目指した。その取り組みを評価する企業の中には、テレビ放送のCM枠と併せてYouTubeのCM枠を買ってくれるところも出てきた。YouTubeのCMはターゲティングによりランダムに流れるが、企業側がチャンネルを指定する買い方もある。「シナぷしゅ」はそれにうってつけなのだろう。

「シナぷしゅ」は絵本化などグッズ販売にも取り組んできた。2次収入の意味もあるが、これも「子育てを支えるツール」の一環だ。飯田氏はそうした番組の広がりを「テレビ局の存在意義は社会課題に対する取り組みを明るく楽しく見せること」と考えて行っていると言う。

番組のInstagramアカウントも飯田氏が自ら担当し、毎日寄せられる視聴者のコメントに自分でレスをつけている。自分も子育てを頑張るひとりの女性であり、同じ仲間だと感じてもらいたくて続けているそうだ。

テレビ番組が取り組むべき要素が詰まっている

「シナぷしゅ」には、これからのテレビ番組が取り組むべき要素が詰まっている! そんな感慨を持った取材の最後に飯田氏が、「いろんな企業の方が似た思いを持っているとわかりました」と、企業とのコラボが進んでいることを教えてくれた。そして6月初旬、飛び込んできたのが冒頭のニュースだったというわけだ。お相手はジーユーだった!驚くと共になるほどと納得した。ジーユーが新たに取り組むベビー服ブランドと「シナぷしゅ」のコラボ。感覚的にぴったりだと思った。これは取材しないわけにはいかない!

ジーユーの平松修吉氏(筆者撮影)

GU babyの責任者・平松修吉氏に、飯田氏と共に取材に応じていただけた。こんな話が聞けるのではと想像していたことを、想像どおりの方向で想像以上のふくらみで聞くことができた。

低価格でファッショナブルな洋服を提供してきたジーユーがベビーブランドに取り組むのは、自然な流れだった。

「ここ2、3年ジーユーでもベビーをやってほしいとの声は社内外から起こっていました」子どもにも早くからファッション性を取り入れた服を着せたい。GUユーザーの若い世代が親になってそんな思いを持つのは、当然かもしれない。

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