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子供のやる気を奪う「親が言いがちなセリフ」6選 「よその家庭との比較」は絶対やってはいけない

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  • 中曽根 陽子 教育ジャーナリスト/マザークエスト代表
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「だって、勉強をしないと、テストで点が取れなくて、レベルの高い学校に入れない。すると、将来の可能性が狭まってしまう……」という現実的な理由を言う人が多いかもしれませんね。

確かに、そういう一面もあります。私も、子どもが自分の行きたい進路を選ぶためには、ある程度の成績は取ってないとダメじゃないかと思っていました。でも、それは逆で、自分のやりたいことが見つかれば、言われなくても自分から勉強するようになるのです。娘たちも親があれこれ言わないようになったら、自分で考え勉強するようになり、最終的には、ちゃんと自分の行きたい大学に進学して、留学もしました。

さらに出産後は子育てしながら大学院に通ったりして、それぞれ自分のやりたいことを見つけて仕事にしています。

もしお子さんがいわゆる学校の「勉強」に興味が持てず、苦手だったとしても、何かやりたいことを見つけ、それを探究していくことで、自分の道は切り開くことができます。つまりどちらにしろ、「やりたい!」という気持ちのほうが大事なのです。

とはいえ、子どもが学ぶ楽しさを知ってくれれば、それに越したことはありません。そのためには、どうしたらよいでしょう。私は、好きなことを見つける体験の機会、興味を持ったことを広げたり深めたりする機会をできるだけつくり、子どもに与えること、そして親が子どもを信じることが大事なのではないかと、思います。

1冊の図鑑がきっかけで大成長

このことを体現しているご家族の例を一つ、ご紹介しましょう。

大人に交じって学会に所属し、原生生物の研究をしている春山侑輝さんという10歳の男の子とそのご家族の話です。

侑輝さんは、3歳のときにお母さんに買ってもらった『大昔の生きもの(ポプラディア大図鑑WONDA)』(土屋健著、ポプラ社)という1冊の図鑑から微生物・寄生虫など、ミクロの世界で起こっていることに興味を持ち、4歳になると、『DVD付 WONDER MOVE 人体のふしぎ』(講談社)を読み、免疫・ウイルスに興味を持ち始めたそうです。

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【7歳で孫正義育英財団の財団生に選ばれる】

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