ワクチン大混乱!「2回目接種難民」多発の難題 6月末で4200万回が未使用?需給適正化できるか

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橋下徹氏(左)と田村憲久厚労相(中央)、尾﨑治夫・東京都医師会会長(右)(写真:FNNプライムオンライン)

これはVRSで集計しているので日々わかっている。もちろん若干入力が遅れている自治体もあるので、リアルタイムかどうかは別。6月までには1億回入ってきたが、7、8、9月で7,000万回分のワクチンが入ってくる。ファイザーだけで1億7,000万回分が入ってくる。

子どもを除いて必要な人口の約8割が、9月までの間に打てるようになっている。平均して一月に3,700万回くらい、1日120万回、打てる形だ。いま、場合によっては200万回ペースで打っている自治体もある。そういうところはちょっとスピード落としてくださいと。さすがにそれだとワクチンの供給が足りなくなる。

だいたい2週間に1回、1万箱くらい入ってくるが、これの8,000箱はいままで通り人口割りで配って、残りの2,000箱は進み具合がやはり違うから、ミスマッチがありますので、その(ワクチン需給の)ミスマッチを埋めていくような形で使っていければな、ということで、いま河野さんのところで検討をいただいている。

田村憲久厚労相(写真:FNNプライムオンライン)

うまくミスマッチさえ埋まれば打てるだけの能力はある

松山俊行キャスター:その(ワクチン需給の)ミスマッチを埋めるために、一部報道では、例えば各市町村の接種率の状況を、国の記録システムでVRSと厚生労働省のV-SYSなどを連携させて全体としてコントロールしていくという案が出ているという話があるが、実際に検討しているのか。

田村厚労相:やはりどれくらい供給して、どれくらい打っているかがわからないと、次どれだけ送っていいかがわからないので、これはやろうと思っている。2回目分を確保できるまで打たないで次が来るかどうかわからないということだから、次は必ず来ますということを、われわれとしては伝えたい。いま(推奨期限は)3週間だが、6週間までは一定の効果があるということなので、なるべく早く打っていただきたい。

これ以外にまだモデルナのワクチンが9月までに5,000万回分入ってくる。2,500万人分。つまり、先ほどの1億7,000万回分と5,000万回分、2億2,000万回分が9月までに入ってくるので、うまくミスマッチさえ埋まれば、打てるだけの能力はあるということ。しっかり対応していきたい。

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