流行語「飛ぶぞ」がZ世代に強烈に支持された背景 「マイルドヤンキー」文化の知られざる変化

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事例①H&M×BlackEyePatch
H&MとBlackEyePatchのコラボアイテムを着る若者(写真:筆者提供)

今年、H&MとBlackEyePatchというブランドのコラボアイテムがオンラインサイトや国内限定店舗で販売され、完売が相次いだ。

”取扱注意”や”リスクを恐れない”というイメージを持つストリートブランド、BlackEyePatch。モデルをつとめた俳優の野村周平さんは「不良と優等生のコラボですよね」と話した。

そんなBlackEyePatchと、世界的なファストファッションブランドであるH&Mがコラボすることに意外性があり、若者の間では「神コラボ」「激アツ」と話題になった。

この絶妙なコラボにより、HIPHOPに憧れを抱いているが、BlackEyePatchのようなゴリゴリのストリートブランドには挑戦しづらいと考えている若者にとって買いやすくなったのではないだろうか。

事例②Inkbox 指タトゥー
オーガニックタトゥーであるInkboxを指にいれる若者(写真:筆者提供)

カナダ発祥で、100%自然由来の成分を使用したオーガニックタトゥーであるInkbox。そのタトゥーを、指にいれることが流行している。

Inkboxのタトゥーは従来のタトゥーと違い、肌の表層部にしかインクが浸透しないため、2週間しか残らない。指にタトゥーをいれるラッパーのファッションに憧れるものの、本物のタトゥーをいれることには抵抗感がある若者にとって、短期間で消えるInkboxの指タトゥーが人気になった。

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