「やる気のない部下」を野放しにする上司の悪習慣 お金などの「ご褒美」で釣ろうとしても逆効果
部下にやる気がない! そんなとき、どうする?
はじめて部下を持つとき、その部下にやる気があったなら、どんなに素晴らしいことでしょう。
仮に能力がなかったとしても、やる気さえあれば、育てがいもあるというものです。
逆に、部下にやる気が感じられないと大変です。
途端に育成が難しくなり、毎日大いに頭を悩まされることになります。
実際、私もはじめて部下を持ったとき、部下からやる気が感じられず、ひどく苦しんだものです。
そのうえ、部下のやる気を引き出せていないのは、自分に「上司としての魅力」が足りないからではないかと、自らを責めて自信をなくしたりしていました。
皆さんはいかがでしょうか?
新任上司にとって、「部下のやる気」とどう向き合うかは、非常に重要なテーマです。
部下のやる気を引き出せない上司は、その後のビジネス人生でずっと苦しむことになりかねません。
では、そんなやる気が見られない部下を、どうすればうまく巻き込むことができるのでしょうか?
ここでも、前回同様、「とりあえず思考」ではなく「仕組み思考」で考えることが重要です。
やる気がない部下に対して、「とりあえず」部下のやる気を引き出す方法から考えてしまいがちなのですが、なぜ部下はやる気がなくみえるのか、どういうメカニズムになっているのか、そこを「仕組み思考」で考えてみましょう。