「タフト」発売1年、「ハスラー」との勝負の行方

ライバル同士で市場拡大するWin-Winの関係へ

まったくの新ジャンルの軽自動車として登場した、ハスラーの販売状況はどうであったのか。年間新車販売ランキング(自販連調べ)を見てみると、デビュー年の2014年こそ10位であったが、翌2015年は8位、2016年は7位とじわじわと販売順位を上げている。

2014年1月に発売された初代ハスラー(写真:スズキ)

その後の2017年は10位、2018年は8位、2019年は9位と足踏みするが、それでも販売ランキングの常連へと名をとどめることに成功し、人気車種といえるまでに定着した。軽クロスオーバーの代名詞となったといってもいいだろう。

そしてハスラーは、2020年1月20日に第2世代へとモデルチェンジ。コンセプトを「もっと遊べる! もっとワクワク!! もっとアクティブな軽クロスオーバー」として、さらにSUVらしさを強調させた。

デザイン面では、丸目のヘッドライトをハスラーのアイコンとして残しつつも、ホイール周りにブラックのプロテクターを装着するなど、力強さを演出。内装も、アウトドアギアのようなデザインに改められた。

よりSUVらしさが強調された2代目ハスラー(写真:スズキ)

そして、2020年6月にデビューしたのがダイハツ タフトである。つまり、タフトは新ジャンルを切り拓いた先駆者ハスラー追撃のために生まれたといえるのだ。

タフト/ハスラーの販売台数を比較すると

では、実際にタフトとライバルとなるハスラーの販売実績はどうであったのか。昨年の2モデルの販売成績を並べると、次のようになる。

結果を見れば、2020年10月だけはタフトが上回ったものの、それ以外はすべてハスラーが上という結果であった。やはり、ジャンルを開拓した元祖は強いということだろう。

次ページタフト登場後のハスラーの販売台数に注目
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