「モールが近くにある家」を探して購入
実はW子さんが7年前に家を買おうと検討したとき、「モールが近くにある物件」が条件だった。初めてモールのすばらしさに目覚めたのは、その数カ月前、たまたまラゾーナ川崎プラザに入ったときだ。
当時から、百貨店は商品が高い割に欲しいものがなく、使いづらさを感じていた。駅ビルは混雑していていて楽しくない。ラゾーナ川崎で「モールって広い! テナントがイケてる! 欲しいものがだいたいそろってる! ごみごみしていない!」と感動した。
モールに開眼したW子さんは、このラゾーナ川崎をはじめ、ららぽーと豊洲など、「モールが近くにある物件」を探し回った。そうしてたどり着いたのが、流山おおたかの森だ。7年前にはまだふたつのモールは建っておらず、「建設予定」が発表されていただけだったが、「街の未来が見えた。これは安心、間違いない。モールがあればこの街は大丈夫だと確信した(笑)」。
都心に比べれば地価が安いので、都心のマンションが買える価格で、駅前に一戸建てを購入する。「初めは家の周りは何もない、焼け野原みたいな感じだったのですが、今はぎっしり家が建っています」。
すばらしいモールには集客力があるだけでなく、「人生最大の買い物=家」を買わせて定住させ、ひとつの街を形成するほどの力があるのだ。
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