多数意見に「のまれる人」「打ち勝つ人」決定的な差 「ネオヒューマン」はビジネスパーソン賛歌だ

「現実に勝つ」「常識も1人の意見」という心がけ
『ネオ・ヒューマン』は、人間としての学びを得られる1冊です。著者のピーター・スコット-モーガンさんは、ALSという難病を患っていますが、私は、人間を不幸にするのも、幸福にするのも、起きた出来事や境遇そのものではなく、それを、その人がどう受け止めるかにかかっていると考えています。
以前、早期老化症(プロジェリア症候群)を患って早逝した、アシュリー・ヘギさんのドキュメンタリーを見たことがありますが、彼女がとても幸せそうだったことが印象に残っています。難病は、彼女を「不幸」にはしなかったのです。
私はこれまで、現実の受け止め方には、2種類あると考えてきました。アシュリーさんのように、現実をありのままに肯定的に受け止めること。そして、その同じ現実を否定的に受け止めること。
しかし、本書を読んで、この2つのほかに、現実に「勝ちに行く」という受け止め方があることに気づきました。
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